大きな木のような人

舞台はパリの植物園。ある時から見かけない女の子が植物園に遊びに来るようになった。
彼女の名前はさえら。絵を描くのが好きな女の子。植物園の立ち入り禁止の花の茂みの中にも入り込んで植物の絵を描いていたが、植物園の植物学者の先生と出会い、植物への興味を通して二人の交流が始まる―。
年齢をこえた友情、瑞々しい大きな木の緑陰、植物園の描写...とても美しい絵本です。

作・絵 いせひでこ

発行:講談社
B5判 60ページ

《出版社より》
・作/いせひでこさんからのメッセージ
パリには2本の樹齢400年のアカシアがある。その一本の大樹のある物語はすでに描いた。もう一本の樹ははじめから植物園で大切にされ、樹齢を重ねていた。私の足が、植物園に向かうようになったのは自然のなりゆきだった。

パリの大きな植物園を訪ねては、目が追いつかないほど、四季折々の樹や花や芽を観察することになった。そんな春のこと、私は自宅裏庭のちっちゃな一角に、生まれて初めてひまわりのタネを蒔いた。朝、昼、夕、毎日芽が出ていないかと庭の土におでこを這わせる姿は、まるでチャペックのにわか『園芸家の一年』みたいだった。(あとがきより抜粋)

・担当者のうちあけ話
カバーや帯の惹句を考えるのはふつう編集者の仕事ですが、この絵本ほど、それが難しいと感じたことはありませんでした。とにかく何を書いても、作品を表現するには物足りない言葉のように感じてしまうのです。

それは、いせひでこという画家が、歩いて、見て、聞いて、嗅いで、触れて、感じて、そして何度も何度も考えたこと、それを筆だけでなく、全身で表現しているからだと思います。
『大きな木のような人』は、独立したひとつの作品ですが、そんな作者ですから、これまで描いてきた作品と深いつながりが生じるのは必然です。『ルリユールおじさん』(理論社)の少女ソフィーが大きくなって、植物学の研究者として登場しているのを見て、私はゾクッとしました。(若)
販売価格 1,760円(内税)
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