森から水が湧き、水辺にセリが群れ、
谷合の野草女王ミズタネツケバナは青々と大株になっている。
その爽やかな辛味に「あっ」と声をあげたとき、
僕の肩の強張りは朝霧のように消えてしまう。(本書より)
夏の里山で木苺ソースのパスタ、秋のスウェーデンの森でのきのこ狩り、岐阜のダムに沈む運命にある村山で山菜採り、有名な「きのこ名人」だった曽祖父の話etc,etc....
キノコ、野草、雑魚、ケモノの料理36品。
野生食材専門の料理人である蜂須賀さんが自然の中に進み入ったときの五感的な観察眼はとてもきめ細やかで喜びにあふれていて、うっとり贅沢な気持ちになれる読むごちそうレシピです。
■著者 蜂須賀公之
■発行 小学館
■サイズ 四六判
■頁数 183頁
定価税込1,540円ですが、自由価格本のため「新品」で大変お得な価格となっております。自由価格本とは出版社の意思により割引が可能になったものです。 古本ではなく、一度も誰の手にも渡っていない「新本」です。
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