ヘビイチゴを調べる/鳴橋直弘

《著者の鳴橋直弘先生より》
 本書は、ヘビイチゴとヤブヘビイチゴを中心に、ヘビイチゴ属をありとあらゆる方向から調べた結果を一冊にまとめたものである。一種のヘビイチゴのモノグラフである。

 第1部「ヘビイチゴとは」、第2部「生育地と生活」、第3部「花と繁殖」、第4部「「染色体」、第5部「分類と利用」、の5部、計31章にわたり、およそヘビイチゴのことなら何でもわかる内容が、A5版、230ページにぎっしり盛り込まれている。口絵のカラー32頁は、詳細な形態、実験の様子や本文で重要と思われる事柄が示されている。

 ヘビイチゴは、日本や中国ではどこにでも見られる普通植物なので、それらを呼ぶ名前は多数で、これほど多くの地方名でよばれていたとは、驚きである。また、多くの図鑑や本などでは、この植物は無毒であると書かれているが、有毒かもしれない。

 ヘビイチゴの実は「擬態」となって鳥が莓と間違って食べていること、また、種子に蟻の好物を付けることで蟻の巣に運んでもらい埋土種子となって長生きできること、つまりこの植物は鳥と蟻による「二叉散布」をしている。

A5判 無線綴じ、表紙カバーあり 230頁 403g 2017年1月28日発行 大阪自然史センター
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