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にほんの行事と四季のしつらい/広田千悦子

しつらいとは室礼と書く、古くから伝承されてきた行事の迎え方・飾り方。飾りのひとつひとつには、祈りや願い、招福や呪術など大切な意味が込められていました。誌面では、伝統的なしつらいもお見せしながら、その意味を優しく解説する一方、シンプルな今様の飾り方を提案。草花や和紙などナチュラルな素材をあしらいます。(出版社より)



本を開くと花や草木を用いた季節折々のしつらえ。精麻のしめ縄などは見たことがあるけれど、貝花や小菊の薬玉、紫陽花節供など初めて知るものばかりでした。みなさまのお家や地域ではどうでしょうか。

しつらえには様々な祈りやお祝いの気持ちが込められていて、見慣れているはずの身近な植物たちがハッとするような姿に形を変えています。いつもの空間を変えてしまうような聖性、呪術性、非日常性を帯びているのです。ページをめくるたびにその魅力に息を飲み、そうだこの感じだ、こんな風に日常や空間に魔法の力を呼び込みたいのだと気持ちが高揚しました。(草舟あんとす号)


広田 千悦子  (ヒロタ チエコ)  (著/文)
日本の行事・歳時記研究家
古きをふまえつつ「ものがたりのあるしつらい」をお題に、寺社や百貨店、呉服店などとのコラボレーション、季節や行事にちなむしつらいのデモンストレーションや講演、季節の会を企画開催。葉山文化園と共催の北鎌倉円覚寺龍院庵での「十三夜の月待ちの会」などで好評を博す。東京新聞に「くらし歳時記」を執筆、連載は2020年で14年目を迎えた。横須賀市秋谷に築80年の日本家屋スタジオを構え、「季節のしつらい教室」を主宰、世代を超えた参加者が集う。世界中どこにいても参加可能なオンライン教室を開催予定。日本の季節の楽しみ、行事の美しさを伝える映像をYouTube にて配信中。

広田 千悦子(著/文)
発行:世界文化社
A5判 縦240mm 横182mm 192ページ

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