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この本でご紹介するレシピは私が日々自分のために、家族のために作るレシピです。先ほども書いたように、家族はヴィーガンではありません。なので、そんな彼らに美味しいと思ってもらわないことには始まりません。私の食い意地もなかなかなものなので、私だって鯖の味噌煮の横のねぎだけじゃなくて、ジャーン!とガッツリごちそうのメインも食べたい。旅したときに食べたあの味を再現したい。子どもの時に大好きだった実家の料理を娘に食べさせたい。欲望はとどまるところを知らず、です。しかも大雑把な人間なので、いっつも丁寧にご飯を作る、時間もなければ気力もない。あまり複雑ではなく、シンプルに(たまには手を掛けるものもありますが)美味しくて野菜だけでできて、私も家族も満足する料理を日々探していたら、いつの間にかこんなにレシピが集まりました。
全部、大好きなレシピです。皆さんにも喜んでいただけますように。
本書「はじめに」より。
著者の室田HAAS万央里さんはパリに住み始めてもうすぐ20年。
2年前まではほぼベジタリアン、今はほぼヴィーガンとのこと。
人の家に招待されて、自分のお皿にお肉がのっていれば「無駄にするもんか」と一切れ残さず全力で食べます。なので「ほぼ」です。多分今の私にとっては、これが一番自分がしんどくならず人と一緒に楽しく食卓を囲みながら、ずっと続けていけるヴィーガンの食生活だと思います。
本書「はじめに」より
動物たちの犠牲の大きさと環境破壊の問題を受け止めてヴィーガンになった室田さんですが、現状を変えていくために自分にできる一番の効率いいアクションは、もっとフランクに、楽しく作って、美味しくて楽しいヴィーガン料理を色んな人に体験してもらうことだと実践している姿も素敵です。
お料理の写真もいきいきしていて美しい。どーんと目の前にあってすぐにスプーンを入れたくなるくらい!かぶりつきたくなります!
草舟あんとす号店主は個人的にパリの古くて美しい建物を大事にして暮らすスタイルに憧れているので、121920年代の建物に入居してDIYで作ったという台所の写真にもわくわくしてしまいました。
あと、最近「なめ茸」の美味しさに目覚めたところだったので、この本に「なめ茸」のつくり方のレシピが載っていて嬉しかったです。
出版社より
パリ郊外在住の料理人が提案、
今日からできる簡単美しいヴィーガン・レシピ100
簡単で美味しい“植物由来”の食事を緑豊かなパリで実践する料理人・室田万央里さんが、日々の献立に使えるレシピ約100品と暮らしのエッセイを紹介するヴィーガン入門の決定版。
「こんな美味しそうなヴィーガン料理、食べてみたい!」とフォロワー待望のレシピほか、自身がヴィーガンに至るきっかけや葛藤、旅先で出会った絶品の地元料理の数々、お肉も大好きな夫や娘との暮らしのエピソード、コロナ禍のパリで感じたことなど多数のエッセイを掲載。美しい写真やイラストをたっぷり詰め込んで、オールカラーで紹介します。
野菜や穀物を基本としたヴィーガンは、身体に負担をかけず調子を整え、心も軽やかにする食事として、身近になりつつあります。著者は、現代の暮らしに寄り添うライフスタイルとして、肩の力を抜いたゆるやかなヴィーガンを提案します。誰もが臆せず気楽に、ふだんの食生活に取り入れられるよう、自身の日々の食卓の様子を発信し続けてきました。ヴィーガンに興味がある方はもちろん、これまで関心がなかった方にも、楽しんでもらえること間違いなしの一冊です。
《掲載レシピ》
カレー/酢豚風“肉”団子/ポテトサラダ/生春巻き/麻婆豆腐/ピザ/じゃがいもチヂミ/オムレツ/キャベツとおから餃子/豆腐丼/ビビンパ/揚げごぼうとみょうがのパエリア/太巻き/ぶっかけうどん/蕎麦サラダ/揚げカボチャの冷やし中華/豆乳坦々麺/堅焼きフォー/茄子味噌スパゲッティー/キムチ素麺/バインミー/テリヤキバーガーほか
《目次》
はじめに
第1章 冷蔵庫にいつもあるもの
第2章 我が家のおかず
第3章 思い立ったら炭水化物
第4章 適当粉もの生活
第5章 お弁当一週間
コラム
人と違うこと、ヴィーガンであること/アジアご飯の思い出/パリのアパルトマン(部屋)/チーズの話/私がヴィーガンになるまで/父の旅土産/旅の楽しみ/夫の元職場での話/私の粉もの考/地産地消について
おわりに
■著者Instagram @maorimurota の動画で
『パリの菜食生活』の中身を見せてくれています!
https://www.instagram.com/reel/Ckf-JHTMAix/?igshid=YmMyMTA2M2Y=