小さな虫たちがさくらのはなびらの花筏(はないかだ)にちょこんと乗っている姿がかわいらしい。虫も動物も鳥も植物たちも春がきたことを喜んでいる。やがて「さくらのふね」はさくらが満開のばしょへ...。春のよろこびいっぱいの山へ流れついていきます。のどかな虫たちの姿、まぼろしのように祝祭感あふれる春色の自然の情景を、きくちちきさんの躍動感あふれる筆致が見事に描き出しています。
出版社より
春きたよ、春きたよ。川面に浮かぶ桜の花びらに嬉しくなったテントウムシは「さくらのふね」に乗って、山の生き物たちに春を知らせに出かけます。友達のハチやチョウ、カタクリやニリンソウの花たち、シカやカモなど、みんなで春を喜び合います。
■きくちちき(さく・え)
■出版社 小峰書店
■A4変形・32ページ
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