安房直子作品を知らない人でも楽しめる児童文学の料理やお菓子のレシピ付き解説本
児童文学や絵本の中に登場する料理やお菓子は読む人の想像力をかきたて、うっとりさせるような魅惑的な描写が多いですね。『物語の食卓 春、夏、秋』はそれぞれ児童文学作家の安房直子(1943〜1993)作品の中に登場する料理やお菓子を実際に再現し、物語のあらすじに触れながら、食材やメニューの文化背景なども多くの資料を用いてひもといたレシピ付きのリトルプレスです。
再現されたお料理の一例をすこしだけあげてみます。
「ねずみのつくったあさごはん」より
つくしのごまあえ、なのはなのおひたし、あつやきのたまご、たけのこのにつけ、ふっくりとたきたてのごはん、やまうどのおみそしる、さくらんぼ三つ
「べにばらホテルのお客」より
赤いばらの花びらのお菓子"ムネアカドリのためのバウムクーヘン"
「きつねのゆうしょくかい」より
にわとりの まるやき、きのこの サラダ、おちばで やいた おいも、くるみいりの おもち、おさけ、やきりんご、おちゃ
「天の鹿」より
鹿の市のきのこの雑炊
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【目次】
物語の食卓 安房直子のお料理〜春〜
はじめに
森のテーブルのあさごはん
さんしょうの木の芽あえ
サフラン風味の魚のスープ
参考文献リスト
A5サイズフルカラー50ページ
物語の食卓 安房直子のお料理〜夏〜
はじめに
朴の葉でつつんだ蒸しもち
赤いばらの花びらのお菓子
大きなかぼちゃのパイ
参考文献リスト
A5サイズフルカラー52ページ
物語の食卓 安房直子のお料理〜秋〜
はじめに
赤いおわんの山の味
ゆうしょくかいのごちそう
鹿の市のきのこの雑炊
参考文献リスト
A5サイズフルカラー68ページ
料理・レシピ・スタイリング・写真:アイダミホコ
文:アイダミホコ/石川珠美
アイダミホコさんは蜜蝋、薔薇、精油などの香り素材やヘンプなどの自然素材を用いたアクセサリー作家、文筆家です。香りと文学をテーマにしたアロマテラピー関連の専門誌に執筆。安房直子記念〜ライラック通りの会会員。著者
『アイダミホコのはじめてのヘンプ フェアトレード素材でつくるかわいいアクセサリー』 →草舟あんとす号にてお取り扱い中です
石川珠美さんは安房直子記念〜ライラック通りの会会員、世話人を務め、ネムリ堂のハンドルネームで評論や『安房直子のお料理レシピ』、安房直子の世界地図ハンカチなどのオマージュ作品を展開。安房直子作品の世界へ導く制作をなさっています。
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