本書はLIXILギャラリーにおける「海藻 海の森のふしぎ」展と併せて刊行されました。海藻が浮かび上がる凹凸を施した印刷や紙使い、アーティスティックな写真の美しさや遊び心溢れる誌面のレイアウトが印象的。海藻の生態に迫る植物学的な内容と書籍としてのデザイン性の美しさを兼ね備えた一冊です。LIXILギャラリーは、2020年9月30日に閉廊したため、こちらのブックレットは稀少なものとなります。
目次
1 海藻のデザイン
フォトインデックス
海藻の基礎知識
海藻の色と光合成の謎 横浜康継
海の森へ 鍵井靖章
2 日本の海藻研究
岡村金太郎の植物画 吉田忠生
日本藻類図譜 図版解説:北山太樹
日本の海藻学黎明期の研究者たち 北山太樹
越境する海藻標本 瀬戸内海海産藻類標本集
記録・伝承から見た藻場と磯焼け 藤田大介
海の森の主役、ジャイアントケルプのたどった道 川井浩史
執筆者紹介
傾けると海藻の模様が立体的に浮かび上がるデザイン
川井 浩史(監修)横浜 康継(著/文)神谷 充伸(監修)
藤田 大介(著/文)鍵井 靖章(著/文)北山 太樹(著/文)
発行:LIXIL
発行日:2013年6月20日
縦210mm 75ページ
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#暑い夏には青い本と水辺の本を