花詩集に寄せて
花たちはいつでも何も語らず美しく世界を彩っています。
この度、言葉を持たない花たちに言葉ではない独自の調査法で話を聞くことができました。
花たちは、美しく時に滑稽に、自分たちの周りで起きた物語を饒舌に語ってくれました。
わたしはそれを言葉にして、一冊の本に纏めてみることにしました。
(花たちが人間のように思えてくるのは、わたしが人間の言葉に変換したせいかもしれません)
花たちの小さな物語、お楽しみいただけますように。
2018年初秋
フランスガム 小林晃
* * *
梅、アネモオヌ、ミモザ、桜、鈴蘭、かすみ草、パンジー、紫陽花、向日葵、ブルースター、風船葛、月見草、金木犀、椿、白詰草、薔薇。
幕間の小話ふくむ、16の花の乙女のちいさな物語集。
オモイスギ・ビオラ、ウラカタ・カスミ、キンモク・セイラetc...
短編のヒロイン花の乙女たちの名前がお茶目ですが
物語はあたたかなユーモアに満ちていて
どこか哲学的な味わい。
物語の花束として贈り物にもおすすめです。
ポストカードについて
「鈴蘭のお話—流れ星への願い」の主人公の双子姉妹、スズカシラ・スズコとスズカシラ・ランコ、「アネモオヌの唄」のアネモウヌ、「かすみ草のお話—星空のダンス」の主人公ウラカタ・カスミの3枚セット。
おまけ
フランスガムさんの過去〜最新の展示のDM葉書もいろいろお付けします。
■著者 フランスガム 小林晃
■発行 フランスガム社
■仕様 A5サイズ106ページ フルカラー グラシン紙カバー付き
■送料タイプ A
■最小梱包形態 スマートレター
※今回入荷分は、見返しの色は「アネモウヌの赤」です。