樹木医の建築家が考えた植物と暮らす緑建築のすすめ。
模型写真と図面とエッセーで「もじゃハウス®︎での暮らし」へと誘います。
それぞれの建築の設定が面白い!
どんな人がどんな思いで建てて住んでいるのだろう?
この家の前をお散歩するとしたら春は藤が綺麗だなぁと空想したり、ヤギのレンタル事務所というユニークな設定の建物ではヤギたちの日々の動線を想像したり。自分だったらどんな木や植物を植えたいかなぁ。
思わず没入してしまうモジャハウスワールド。
間取りを見るのが好きな人にもオススメ!
「設計技術よりも先に、植物がどんな生き物かを知ってもらう必要があると感じています」
「建築設計の基本は人体スケールを学び、生活空間に必要な面積を知ることから始まる。緑化建築や外構植栽の設計を携わる時も同様に、植物スケールについて学ぶことを怠ってはいけない。狭い空間に植物を植えたければ小さな植物を選び、大きな木を植えるなら空間は広く設計すること。そんな当たり前のことを忘れずに、生き物である植物が健康に暮らせる住処を設計して欲しい」(以上、本書より引用)
という著者干潟さんの植物知識もとても心強い。
この本を読んで緑建築に住みたくなったらば、著者にモジャハウスの設計を依頼することももちろん可能です!
目次
梅畑の家 あなたの狂気が隠し味 結実するかは虫しだい
コブシの山小屋 陸地は傾いている コブシと共に暮らす
緑の本棚 根を傷つけることは罪 世界三大壁面植物
草と土のビル 三者共生の緑建築 肥料を供えて雨乞いを
十年ハウス 草屋根のつくり方
コラム
桜はどうして倒れたか?
加速する温暖化と水やり
著者プロフィール(本書より引用)
干潟裕子(ひがた ゆうこ)
京都市在住
山口県下松市出身
京都芸術短期大学卒業(ランドスケープデザインコース)
経歴
大阪 建築緑化の資材メーカでアルバイト
時々木医のアシスタントをする
東京
ランドスケープの設計事務所に勤務
パワハラを受けて泣く泣く退社
京都
建築設計会社勤務
建築とランドスケープの二足のわらじを履く
二級建築士取得
独立後に勘木医を取得
最近は建築やランドスケープの仕事より劇木医のお仕事が増えているので、建築家を名のり辛いのが悩み。
好きな花 椿、ヤマブキ、萩
好きな木 ヤマボウシ、モミジ
名前の由来 裕子の“ゆう”は富有希の“ゆう”(響きだけ)柿が実る秋生れ
著者X https://x.com/mojyahouse?s=21
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A5判/フルカラー/30ページ
文・写真・デザイン/もじゃハウスプロダクツ
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