フルカラーで見やすい!
様々な切り口で世界の森林の状況がわかる地図
地政学に興味がある方にもおすすめ
森林の歴史、伐採など破壊が引き起こす地球温暖化、動物や植物など生態系への影響、人の減少による森林放置の実態、再植林による森林の復活などさまざまな課題と保護をとりあげ
100点以上の地図・グラフ・表により解説する。
(出版社より)
目次
はじめに定義と分布
現況・・ひとつの森か複数の森か?
統計基準
生態学的基準
大陸レベル
森林空間の諸相木材資源としての森林・木材資源としての森林
森林面積の推移
1960年以降の森林の推移
資源と生産
グローバル・フロー
木材→一巨大な国際的ネットワーク
森林認証制度
さまざまな課題の岐路にあるフランスの森林
フランスの林業さまざまな森林サービス・・・気候の調整弁としての森林
森林サービスの評価
生物多様性
「ワン・ヘルス(One Health)」
アグロフォレストリー
森林、受け入れとインスピレーションの地
森の想像力、科学と神秘のあいだ、おひやかされる森林・・・森林破壊の背景
森林破壊と再造林
より多く守るか、よりよく守るのか?
遷移する森か、死滅する森か?
気候変動に対する森林の活用
巨大火災の時代一最大の被災国オーストラリアの場合
だが、われわれは気候変動しか見ていない
苦悩する森林
不確かさの管理さまざまな紛争に直面する森林・世界の森林と紛争
買い占められるアフリカの森林?
違法取引のスパイラルにまきこまれる森林
はさみ撃ちにされているアマゾン
アマゾンー一紛争地の出現
土地利用交渉の中心にあるギリシアの森林
都市と森林一むずかしい共存
農村部における森林紛争
おわりに
付録・用語解説/参考文献
著者プロフィール
ジョエル・ブーリエ Joël Boulier
パリ第Iパンテオン・ソルボンヌ大学研究指導資格教授、地理学シテ共同研究ユニットメンバー。CARTHAGEO(パリ第1、UP・ENSG)修士課程講座指導教員。複数の環境研究計画に参加する一方、森林問題や水リスク、空間分析にかんする研究をおこなっている。現在は、防波堤と地球温暖化をテーマにしたドキュメンタリー映画の制作に取り組んでもいる。
ローラン・シモン Laurent Simon
パリ第Iパンテオン・ソルボンヌ大学名誉教授、LADYSS(社会ダイナミクス・空間再構成研究所)メンバー。生物多様性を推進する開かれた組織の科学諮問委員会(ユネスコ「MAB(人間と生物圏)計画」、ITTECOP「輸送・地域・生態系・景観インフラ計画」など)や森林問題にかんする複数の研究計画にくわわっている。エルヴェ・ブレディフとの共著『生物多様性と戦略』(2021年)のほか、数点の著書や約50本の論文を発表し、その一部は森林の生物多様性の地域的側面を扱っている。
地図製作
グゼマルタン・ラボルドXemartin Laborde
ル・モンド紙のジャーナリスト、カルトグラファー。とくに同紙週未版の地政学関連記事を、CG部門と共同で制作している。また、『世界原子力地図』(Autrement, 2015年)や『国境地図』(Les Arenes, 2021年)、「大発見地図」(Autrement,2021年)などの地図も作成している。
■翻訳 蔵持不三也
■サイズ A5サイズ
■ページ 176ページ
■出版年月日 2023/03/22
210円より発送可能です