トランシルヴァニア、マラムレシュ、ドナウ・デルター。
ルーマニアは、人を幻想に導いて、妖艶な光彩を放つ、まさにヨーロッパの中のヨーロッパである。
美の美を誇り、異国の異国を感じさせる、それがルーマニアだ。
出版社より
東欧で唯一ラテン系の人々が暮らす国ルーマニアには、昔のヨーロッパの伝統が色濃く残っている。この国を第2の故郷とする著者による日本・ルーマニア交流100年記念の写真集。
著者プロフィール(著者websiteより)
エッセイスト。ノンフイクション、メルヘン、映画制作、写真、批評など多くの分野で活躍。 ユーラシア、特に東中欧、東南欧で四半世紀にわたってフィールド・ワークを続け、人間と歴史、地域のかかわりに焦点をあてる。
バルカンの民俗学研究の第一人者
ルーマニア文化財団(アカデミー)名誉会員
1998年ルーマニア文化功労賞受賞
あんとす堂追記 : 2025年ルーマニア・マラムレシュ県のSighetu Marmatieiの名誉市民に選ばれる。
あんとす堂's voice
魔女大国ルーマニアの世界に興味がある人におすすめしたい一冊。この本は魔女そのものに迫る本ではありませんが、魔女が息づく昔ながらの伝統とともに生きるルーマニアの農牧民の人々をうつした写真集です。タイムスリップしたような視覚的なインパクトがあります。現在版元では品切中です。
関連本として、角野栄子さんがみやこうせいさんにルーマニアに連れて行ってもらいルーマニアの魔女に会いに行った様子も詳細に綴られているとってもユニークな写真絵本
『魔女に会った(たくさんのふしぎ傑作集)』、ルーマニア在住20年の言語学博士である角悠介さんが東欧ルーマニアの呪文の世界にクローズアップして書き上げた
『呪文の言語学 ルーマニアの魔女に耳をすませて』もおすすめ。
定価3,850円(本体3,500円+税)
著者 みやこうせい
出版 2002/04/01
仕様 B5 128ページ
発行 平凡社
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