人間の欲望を満たし、時にその闇へ陥れる、麻薬や有毒植物、薬用植物36種がどのように扱われてきたか、その毒性だけでなく事件やエピソードもまじえて紹介。

本書より
この「禁断の植物園」の植物たちの生活は、毒となる植物、薬となる植物、精神に変化を与える植物等々、人間との関係抜きには考えられないものばかりで、考えるほどに興味が広がります。しかしながら、世界中の暑いところから寒いところまでに分布するこれらの植物を、しかもどれも花や果実をつけている状態で鑑賞することは、本来不可能です。そこで、本書により、この時空を超越した(このこと自体も「禁断」といえるかもしれませんね)バーチャルな『禁断の植物園』をご提供し、皆さんに堪能していただくことにしました。(p.213)

船山信次(著)
発行：山と渓谷社
221ページ

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