頭上を仰げば、
漆黒しかなかった夜に星明かりが瞬きはじめる。
「星降る夜に」と題されたcafe Nornでの企画展に寄せて刊行された津木野由芽さんのリトルプレス。
掌になじむ漆黒の小さな本に金色の五芒星、百合と薔薇が刻されています。それらのモチーフの象徴性が神託のように静かな深みを湛えた言葉で綴られていくのを辿り、その連なりが結晶と化した繊細で美しい挿画に触れる時間は、またたく星空の下で、花咲く大地の上で、どこまでも耳を澄ますような感覚になります。
著者の津木野由芽さんより
私家本『天の花 地の星』の売り上げの一部を、病室の白い天井を見あげている子どもたちに満天の星空を届ける、「星つむぎの村」の出張プラネタリウムのプロジェクトへ寄付いたします。
津木野由芽(著・文)
harumie (絵)
縦約18cm×横約8.2cm
普通郵便180円より発送可能です
魔法書店のオマケ付き!