梅、桃、すもも、枇杷、さくらんぼ、花梨、梨、ぶどう、
柿、りんご、みかん、金柑、柚子、
オレンジ、キウイ、ブルーベリー、レモン、
ラベンダー、ローズマリー、ミント、
ゼラニウム、アンジェリカ、ニガヨモギ、
レモンバーベナ、フェンネル、アニス、ヒソップ、
コリアンダー、ヘンルーダ。
ぼくはいま、こんな果実やハーブに囲まれて暮らしている。
千葉県大多喜町の薬草園跡に設立された〈mitosaya 薬草園蒸留所〉ができるまで。
ユトレヒトという本屋を営んでいた江口宏志さんが40代半ばに蒸留酒を造る蒸留家へと転身。そこに至るまでの状況の積み重ねや方向性の探り方、突き動かされるような出会い、決意と行動、人と人が協力しあっていく流れや法律的面で苦心された点など、蒸留家になるまでの手探りのプロセスを余す所なく綴る一冊。江口さんが弟子入りすることになる南ドイツの蒸留家や蒸留所の設計をお願いする建築家など、その人が大事にしていることやスタンスに共鳴して手を組んでいく、そのあり方がとても素敵です。
その後の続編『mitosaya薬草園蒸留所で作る13のこと』もおすすめ。
江口宏志(著/文)
発行:世界文化社
四六判 縦188mm 横128mm
208ページ
■スマートレター180円より発送可能です。