在仏の人気絵本作家がフランスから贈る春の歌
春の草は生まれたての子ひつじのよう
ころがるとなんていいきもち
1978年3月に刊行されて以来、ずっと愛され続けている絵本です。ヨーロッパのアンティーク絵本を思わせる優しい色遣い。子どもたちの春の訪れへの高揚感、のびのびした気持ちが伝わってきて幸せな気持ちになります。プレゼントにもおすすめ。
数年まえ、春のイースターの休暇をブルゴーニュ地方のいなかですごしたことがあります。
寒い日が何日もつづいて外へでられず、家のなかでお菓子をやいたり、クモの巣だらけの天井裏を探検したりしながら、毎日灰色の空を横目でながめていました。
ところがある朝、目がさめると、いままでのくもり空がうそのように、春の陽がカーテンを通してキラキラかがやいているのでした。
さっそく戸外へとびだすと、野原は金色の光でいっぱい!私たちは、草のうえにねころび、川べを白鳥にくっついてあるき、羊をおいかけ…。そんなふうにしてすごしたいなかでの思い出を、一冊の本にまとめました。
ページのあいだから、春のかおりがただよってくるような絵本になっていれば、うれしいのですが・・・。
パリにて 市川里美
■著者 市川里美
■サイズ 25cm×19cm
■ページ 32ページ
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