CapitalismからCreativitismへ
資本主義システムによって封じられた人間の創造性、その解放を促す問いと余白を探究する雑誌です。
『新百姓』では、
「なぜ人類はいまだに毎日を遊んで暮らせないのか?」
(Why can’t we be playful everyday?)
を根底の問いに掲げています。
効率性や規模の拡大を最優先に追求する経済のあり方、
人間一人ひとりがそれに従順であるように求められる巨大な社会システム。
そういったものに疑問を持ち、
それを単に敵として抗うのではなく、
その巨大なシステムすら遊び道具として活用する、
そんな新しい生き方を探究している人たちの
問いと実践の物語を紹介する雑誌です。
毎号、古来から人間が行ってきた根源的な営みを
1つずつ特集テーマに掲げ、
その意味を深め、
捉え直して転回することを試みます。
2号のテーマは、「米をくう」です。
出版社より
便利で安定した現在の米供給システムは、ありがたいもの。
しかし、効率のみを重視するあまり、稲作から炊飯まで、「米をくう」営みの中に溢れていたつくる喜びや楽しみも、失われてきたのではないでしょうか?
安定した米供給システムを土台にするからこそ、安心して、思いっきり「米をくう」で遊ぶ。そんな新しい社会は、どうやったら実現できるのか?
そんな想いを胸に、本号では、『まぁまぁマガジン』編集長で文筆家の服部みれいさん、『米の日本史』などで知られる稲作文化研究の第一人者・佐藤洋一郎さん、『小さな田んぼでイネづくり』などの著者で、石垣島で稲作に取り組む笹村出さんをはじめ、各領域で、常識に囚われず、探究と実践を繰り返してきた先輩たちとの対話を通じて、これまでにない新しいものの見方や問い、余白に触れてきました。
同時に、稲作から炊飯まで、「米をくう」にまつわる営みを文明、テクノロジー、文化、技と知恵の各視点から深掘っていくことで、「米をくう」に対して、従来とは全く異なる新たな見方ができるようになりました。
できることならば皆さまと、この面白すぎた探究の道程のワクワク感を共有するとともに、この先「米をくう」で一緒に遊ぶ遊び相手になってもらえたらいいな。そんなことを考えながら、丁寧に編んだ渾身の一冊となっております。
発酵部数|8,888冊限定、全てに手作業でシリアルナンバー打刻
定 価|3,150円(税込)=米サイコウ!
頁 数|254P(フルカラー)
*価格について
『新百姓』は、これまでの雑誌の常識から比べると高めの価格になっています。これは、従来の資本主義を前提とした広告ビジネスモデルに依存せず、かつ、書店や出版社が楽しく創造に打ち込めるという新しい出版流通のあり方を模索した上で、事業の自律と持続可能性も確保できるギリギリのラインを考え、設定した価格となります。もちろん0号・1号同様、2号も広告は一切ございません。どうぞご理解のうえ、ご購入をいただければ嬉しいです。
目次はこちら
雑誌『新百姓』は、発酵部数の上限を定めています。各号すべての裏表紙に、手作業でシリアルナンバーを刻印。30年後も大切にされる、そんな本になれば嬉しいです。なお、各号は完売後に電子版を公開します。
■送料210円より