インディオたちの生活の美しさと秘められた知恵、そして深遠な宇宙観――。若き日のル・クレジオにまったく新しい宇宙と生き方を開示した、パナマのエンベラ族との出会いを語る表題作をはじめ、著者が一貫して熱情にみちた関心をそそぐ、南北両アメリカ先住民世界をめぐる、しずかな抒情と宇宙論的ひろがりをたたえた民族誌。
あんとす堂's Voice
2025年マイベスト10の一冊です。ル・クレジオが先住民族の世界にここまで深くコミットした人物だったとは、この本を読むまで知りませんでした。本屋でこの本を開いたとき、「ジビルノカク、夜の書」の一節が目に飛び込んできて購入を決めました。「すべては結ばれている」のシアトル酋長の言葉は本人のものかどうか真偽不明らしいのですが、先住民族の人々の在り方を語り尽くした内容であると、心から思いました。
著者 ル・クレジオ
刊行 2025/06/13
仕様 文庫・340頁
送料 210円より発送可能です
目次
歌の祭
インディオの書三つ
ミチョアカン、神々の征服
祭から戦へ
先住アメリカの黄金の夢
チチメカ人
インディヘニスモと革命
アメリカ先住民神話と文学
豊饒の角
タレクアトのハコボ・ダシアーノ
メキシコ、三つの礼賛
鳥の人々
ジビルノカク、夜の書
先住民の声――リゴベルタ・メンチュー
すべては結ばれている
大洪水に抗して踊る