2026年3月14日から22日まで草舟あんとす号でひらかれた展示〈片翅の泉〉に出品された、書き下ろしの文学作品です。
津木野由芽さんより
展示会場の場所である植物の本屋さん、草舟あんとす号のあるholy gardenを舞台に、新月と満月という双子の姉妹を軸として『月の片翅』という物語を紡ぎ本にしました。
holy gardenで展示をするのなら、わたしの目に映るその姿を言葉にしてみたい、自分とこの場所とを糸でつないで「かたち」をあらわすなら、今回は物語だ、と思ったのです。津木野由芽さんのblogより
著者 津木野由芽
挿画 yukane
仕様 B6サイズ 123ページ モノクロ(本編)
表紙はスノーホワイト。角度を傾けるときらきらして蝶が鱗粉を――魔法の粉を翅からふりまいているように煌きます。
yukaneさんの優美な画の表紙をめくると、そこからつながるように、“糸”を抄き込んだ遊び紙があらわれます。
金の糸、銀の糸。一冊ずつ、その糸が描く模様、姿は異なり、ひとつとしておなじものはなく。
お手もとに渡る“糸”がどのような模様を描いているか、あわせてお楽しみいただければ。 津木野由芽さんのblogより
津木野 由芽 Yume Tsukino
指先から浮かびあがる言葉を文字に記してあらわすことで、この目で見てきたことやものを再構築し、自分と世界との関係を幾度も結びなおしてきました。「書く」ことによって、そして「読む」ことによって密やかに解かれ、奥深くに語りかけてくる言葉には、そのような結びなおしがあると思っていますし、普遍的な原風景を宿しています。その原風景と、自身の言葉とのつながりを深めてゆくことを願っています。
http://persephoneaurora.blogspot.com/
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