ガドルフの百合/宮澤賢治

ガドルフという男の人がみじめな旅をしている途中に雷雨に遭い、通りすがりの建物の中で雨宿りをする。その建物の中は真っ暗で無人だが家具や衣服などもあって誰かが逃げ出したあとのような気配をガドルフは感じた。

暗闇と雷雨の閃光の中、ガドルフは窓のすぐ外に揺れている白百合を目撃し...。

“間もなく次の電光は、明るくサッサと閃いて、庭は幻燈のように青く浮び、雨の粒は美しい楕円形の粒になって宙に停まり、そしてガドルフのいとしい花は、まっ白にかっと瞋って立ちました。”

主人公のガドルフの内面の独り言も、彼の外側で起きている激しい雷雨の中の出来事も、ミステリアスで幻想的であると同時にスリリングな烈しさと美しさがあり、短いながらも鮮烈な印象を残すお話です。

ささめやゆきさんの深い闇の青に浮かびあがる白百合の白さがとても美しい絵本。

そしてガドルフはどこから来てどこへゆくのか、彼の旅路を空想したくなります。

宮沢賢治・作
ささめやゆき・絵
偕成社・発行
縦30.5cm横21.5cm
31ページ
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